知ると美術館がもっと楽しくなる!クロード・モネが《睡蓮》を250枚も描いた理由
導入:あの有名な『睡蓮』、実は1枚だけじゃない?
みなさんこんにちは!
印象派を代表する画家、クロード・モネの『睡蓮(すいれん)』。
美術館や教科書、おしゃれな雑貨のモチーフなどで、一度は目にしたことがあるのではないでしょうか?
淡い光と豊かな色彩がとっても綺麗ですよね。
でも、こんな風に思ったことはありませんか?
「日本の美術館にもあるし、海外の美術館にもある気がする……本物は一体どこにあるの?」
実は、モネの『睡蓮』は1枚だけではないんです!
衝撃の事実:その数、なんと約250点!
驚くべきことに、モネは生涯で約250点もの『睡蓮』を描き残しました。
つまり、世界中のたくさんの美術館にある『睡蓮』は、どれも偽物ではなく「本物のモネの睡蓮」なんです。
日本国内だけでも、東京の国立西洋美術館、アサヒグループ大山崎山荘美術館(京都)、地中美術館(直島)など、あちこちで出会うことができます。
なぜモネは同じ「睡蓮」を何枚も描いたの?
「なんでそんなに同じものばかり描いたの?」と思いますよね。
そこには、モネの並々ならぬ「光へのこだわり」がありました。
理由①:一瞬の「光」と「空気」を捕まえたかったから
モネにとって重要だったのは、睡蓮そのものというよりも、「その瞬間の光がどう水面に反射しているか」でした。
朝のきらめく光、夕暮れの切ない光、曇りの日のしっとりした空気……。
季節や時間帯によって刻一刻と変わる表情をすべて描き留めようとした結果、250枚もの連作が生まれました。
理由②:自宅の庭が大好きすぎたから
モネは50代の頃、フランスのジヴェルニーという田舎町に家を建て、理想の庭(通称:モネの庭)を作り上げました。日本風の太鼓橋を架け、池に睡蓮を浮かべ、そこから一歩も出ずにひたすら大好きな庭を描き続けたのです。今でいう「おうち時間の極まり」ですね!
ここに注目すると面白い!『睡蓮』の見方
もし美術館でモネの『睡蓮』を見かけたら、ぜひ次の2つのポイントをチェックしてみてください。
1. 「描かれた時間帯」を想像してみる
「これは朝の爽やかな光かな?」「これは夕方の静けさかな?」と想像しながら見ると、モネと同じ景色を追体験できます。
2. 近くで見たときと、遠くで見たときの違い
近くで見ると、絵の具がボコボコと荒々しく塗られているだけに見えることがあります。でも、少し離れて見ると……不思議なことに、水面の透明感や光のきらめきがフワッと浮かび上がってきます!
まとめ:あなただけのお気に入りの『睡蓮』を探してみて
世界中に散らばっている、モネの『睡蓮』。
1枚として同じ色の作品はありません。
次に美術館に行くときは、「この睡蓮はどんな光を描いているんだろう?」と、ぜひじっくりお気に入りの1枚を探してみてくださいね。









