《真珠の耳飾りの少女》の真珠は本物じゃない?実は意外な最新説
フェルメールの代表作《真珠の耳飾りの少女》。
誰もが「大きな真珠のイヤリング」を身につけた少女だと思っていますが、実は近年、この耳飾りは本物の真珠ではない可能性が指摘されています。
あまりにも大きすぎる真珠
少女が身につけている耳飾りは、驚くほど大きく描かれています。
17世紀当時、これほど大きく、形の整った天然真珠は非常に希少で、王侯貴族でも簡単には手に入れられないほどの高級品でした。
そのため、美術史家の中には「本当に真珠だったのだろうか?」という疑問を持つ人もいます。
ガラスや金属製だった可能性も
現在では、この耳飾りはガラス製の球や、金属にガラスを組み合わせたアクセサリーだった可能性があると考えられています。
作品をよく見ると、耳飾りには真珠特有の細かな質感はほとんど描かれておらず、光の反射だけが印象的に表現されています。
フェルメールが描きたかったのは、「本物の真珠」であることよりも、光を受けて輝く美しさだったのかもしれません。
「真珠の耳飾り」というタイトルも後世につけられた
実は、この作品はフェルメール自身が『真珠の耳飾りの少女』という題名を付けたわけではありません。
現在知られているタイトルは、フェルメールの死後かなり経ってから定着したものです。
つまり、「真珠」という名前が付いているからといって、本当に真珠だったと断定できるわけではないのです。
大阪で実物を見るなら耳飾りにも注目!
2026年8月21日から9月27日まで、大阪中之島美術館で《真珠の耳飾りの少女》が14年ぶりに日本公開されます。
大混雑が予想されるため、チケットは抽選となりました。
無事に当選された方は、ぜひ耳飾りをじっくり観察してみてください。
「これは本当に真珠なのかな?」
そんな疑問を持ちながら鑑賞すると、フェルメールの描いた光の表現や、この作品に残された謎をより深く楽しめるかもしれません。




