ブログ

好きなことを仕事にするために私が「手放したこと」。30歳で決断したイタリア留学の記録

こんにちは、ジュエリー春日のナナです。
「好きなことを仕事にできて、いいですね」
最近、そんな温かいお声をいただくことが増えました。
でも、今のこの場所にたどり着くまでに、私はいくつかの「大切に守っていたもの」を手放してきました。今日は、私の人生の大きな転換点となった、30歳の時の決断についてお話しさせてください。

📋 目次
1. 「正社員」という安定の看板を捨てる怖さ
2. 世間体と家族の反対。見えない鎖を断ち切った日
3. フィレンツェで見つけた、新しい「自分の足」での歩き方
4. 手放すことは、新しい何かを受け取るための準備

1. 「正社員」という安定の看板を捨てる怖さ

30歳という節目の年、私は長年勤めた正社員の職を手放しました。
正直、震えるほど怖かったです。毎月の給料が保証されない不安。お金の面で本当にやっていけるのかという恐怖。それでも、私の心の中には「どうしても本場の美術に触れたい、フィレンツェに行きたい」という、抑えきれない情熱がありました。
勇気を振り絞って、それまでコツコツ貯めたお金を握りしめ、1年間のイタリア留学へ。
この時、安定を手放したからこそ得られたものが、今の私の大きな糧になっています。

2. 世間体と家族の反対。見えない鎖を断ち切った日

もう一つ手放したのは、「周りからの見え方」でした。
「30歳で仕事を辞めて海外なんて……」
「これからどうするつもりなの?」
特に家族からの反対や心配の声は、当時の私にとって重くのしかかるものでした。しかし、誰かの期待に応えるだけの人生ではなく、自分の心が動く方へ進みたい。そう決めて、世間体という透明な鎖を自分自身で断ち切りました。

3. フィレンツェで見つけた、新しい「自分の足」での歩き方

フィレンツェへ渡った当初は、個人事業主になるなんて一ミリも考えていませんでした。ただただ、大好きな美術に浸りたい一心だったんです。
転機は、現地でのお小遣い稼ぎとして始めたBUYMAでした。
雇われるのではなく、自分の力で商品を選び、お客様に届ける。その小さな成功体験が、「あ、私、自分の足で立って生きていけるかもしれない」という自信に繋がりました。
帰国後、その経験は「好きな美術に携わる仕事」としてのジュエリー作家への道へと繋がっていったのです。

4. 手放すことは、新しい何かを受け取るための準備

手放すことは、決して「失うこと」ではありません。
新しい何かを受け取るために、両手を空けることなのだと今は確信しています。
もし今、何かに迷っている方がいたら。
「手放す勇気」の先には、今の自分には想像もできないほど鮮やかで、愛おしい世界が待っているかもしれません。