宝石の石留めの種類 爪留めと覆輪留めのメリット、デメリット
宝石がキラキラと輝くジュエリー。見ているだけで心癒やされますよね
ジュエリーにセッティングされた宝石は様々な方法で留められています。
宝石を落ちないようにすることが一番の目的ですが、留め方によって、デザインや雰囲気が変わり、ジュエリーとしての魅力を最大限に引き出すためにも重要な役割を担います。
最も一般的な留め方は、爪留めと覆輪留めの二種類です。
宝石の石留め方法には、「爪留め(ツメドメ)」「玉留め(タマドメ)」「伏せ留め(フセドメ)」「フクリン留め」等々、沢山の石留方法があります。
ジュエリーを購入する際の参考にしてみてください。
宝石をジュエリーの枠の中にセッティングする方法を主に石留めと呼びます。
宝石が落ちたりぐらついたりしないように枠の中にしっかりと留めることはもちろん、全体のデザインや宝石を美しく見せるためにもとても重要な作業です。
石留めの種類としては、主に、
・爪留め
・覆輪留め
があります。
今回は
1爪留めのメリットデメリット
2覆輪留めのメリットデメリット
について記載しております
1宝石を留めていく時に用いられる、最もポピュラーな石留めの方法が、「爪留め(ツメドメ)」です
爪留めは、爪と呼ばれる細い金属の棒で宝石を上から押さえることで固定する方法です。宝石の大きさやデザインなどで爪の本数は変わります。
宝石の下に台座が付くものと付かないものがあります。台座がある方が安定感が上がります。
婚約指輪(エンゲージリング)では、特に爪留めをしたものがほとんどです。
台座とは宝石を乗せるための金属部分を指し、爪とは線状の金属部分の事を指します。
宝石の形にぴったりと合うように爪をカットしたうえで、タガネやヤットコなど様々な工具で、爪を倒して石を留めていきます。
宝石の大きさや形が、台座の大きさや爪の長さにぴったり合う事で、しっかりとした石留めをすることが可能になります。
それなので、あらかじめ宝石の形に合わせて、石座を作っておくことが重要です。
宝石を留める爪の本数は、2本、3本、4本、5本、6本、またはそれ以上と特に決まりはありませんが、婚約指輪の場合には、爪の数は4本、6本が主流になっています。
数本の爪が、石に対してそれぞれ均等に力が加わる必要があります。
ー爪留めのメリットー
複数箇所を爪で固定することで留める爪留めは、どんな形でも対応が可能です。
原石のように歪な形であっても爪の本数を増やすことで留めることができますので、特殊カットの宝石などは爪留めが施されることが多いと思います。
また、モース硬度が低い宝石や脆い性質をもつ宝石の場合も爪留めがされる場合が多いです。
露出が多い分、光を取り込みやすいため、宝石の輝きが増しやすいというメリットもあります。
ー爪留めのデメリットー
あるあるですが、爪留めのデメリットは、爪の部分が出っ張りやすいため、洋服やマフラー、バックなどに引っ掛かりやすいということです。特に冬服などは爪に毛糸が付いてしまう事も多いです
ま露出部が多いため、どこかにぶつけてしまった時に当たりどころが悪いと宝石を傷つけてしまう可能性が高くなります。
特に日常の指輪として身につける場合は、注意が必要です。
2 フクリン(覆輪)留めは石表面がキラキラするようにカットされた、ファセットカットにも用いられてはいますが、カットの形状がカボションカット(半球状の表面がつるんとしたカット)と呼ばれている宝石を留める時に、多く用いられる留め方です
※写真の指輪はファセットカットの宝石を覆輪留めで留めています
宝石の周囲を地金で覆うことで留める覆輪留めは、テーブル面は露出していますが、側面は地金で覆われているため露出は爪留め程はありません。
一般的な覆輪留めは宝石の周りをグルっと一周囲います
ー覆輪留めのメリットー 個人的オススメの留め方です
全体に凹凸が少ないため、洋服やマフラーバックに引っ掛けてしまう心配は少ないので日常使いから安心して使用できます。
ぶつけてしまった場合も地金の部分が多い分、爪留めに比べれば宝石を傷つける恐れも少ないです。
※宝石のカット方法やデザインによって、テーブル面(宝石の上部)が覆輪部分の地金よりもせり出しているものもありますので、そういった場合は注意が必要です。
ファセットカットの宝石はもちろん、カボションカットの宝石との相性も良く、シンプルな美しさを楽しむことができシンプルがゆえに飽きもこなく長く使える石留めのデザインです。
側面を地金で覆うため、光の入る面積が狭くなります。そのため、爪留めよりも輝きが控えめになりがちです。
特殊カットの宝石の場合、形によってはできない場合もあります。
また、全体に圧力をかけて固定することから、モース硬度が低かったり、脆い性質をもつ宝石の場合、加工時に割れやすいため避けた方が良いようです。
ー覆輪留めのデメリットー
側面を地金で覆うため、光の入る面積が爪留めよりも狭くなります。そのため、爪留めと同じ大きさの宝石を使用した場合では輝きが控えめになりがち、宝石自体の大きさが少し小さく見えてしまいがちです
特殊カットの宝石の場合、形によっては覆輪留めできない場合も多々あります。
宝石と地金全体に圧力をかけて固定することから、モース硬度が低かったり、脆い性質をもつ宝石の場合、加工時に割れやすいため避けた方が良いです。
爪留めに比べ地金を使う量も多いため、爪留めよりも地金代の分お値段も少し高めに設定されている場合が多いです
ジュエリー春日では覆輪留め、爪留めなどを用いて実際にスタッフが使ってみて石への衝撃、石留めの耐久性などを確認しております。
各デザインは地金ごとに宝石を選んでセミオーダーできる商品もご用意しておりますので、ぜひご覧ください






