エメラルドの魅力と価値
緑色の宝石、エメラルド。
美しく澄んだ緑色のこの石は、クレオパトラの時代から、いくつもの時代を超え、人々は、その美しさに心を奪われ、魅了され続けています。
目次
①エメラルドとは
②エメラルドの品質基準
③エメラルドの産地
④エメラルドの偽物
⑤まとめ
①エメラルドとは
エメラルドは「再生のシンボル」とも言われ、宝石の中でもひときわ価値を持っています。
エメラルドは5月の誕生石で、健康、希望、愛を誓う石としても人気があります。
エメラルドは硬度で考えると貴石の中でも硬い方ですが、内包物(インクルージョン)が他の貴石と比べて多いため、キズつきやすい繊細さを持ち合わせています。
②エメラルドの品質基準
エメラルドの価値は、総合的な観点から、判断するため、四つのポイントから、評価を下すことができます。
その四つのポイントとは、大きさ、色、輝き(テリ)、内包物(インクルージョン)という観点です。
また、特にエメラルドは、色石であることを考えると、一般的に重視する点はエメラルドの色の濃淡やエメラルド色そのものの明るさともいわれていますが、ジュエリー品質のエメラルドの評価に大切なことは、色の濃淡だけの評価ではなく、エメラルドの石そのものの照り(輝き)がすぐれているかどうかが重要なポイントです。
石の中に含まれるインクルージョンがどのような状態であるかが大切なのは、エメラルドの照りに影響があるからなのです。
③エメラルドの産地
エメラルドの中でも最高峰と言われているものがコロンビア産です。コロンビア産のエメラルドに入り込む内包物が黒くないため、曇りのない透明度の高い品質の良いものが採れるためです。
エメラルドは色が濃くなればなるほど価値が上がっていきます。ただし、一定のラインを超え、彩度が低くなっていくと価値は落ちていきます。
コロンビア産以外で有名なものは、ザンビア産とブラジル産ですが、ブラジル産のエメラルドは、
「コロンビア産は葉っぱの表側の色、ブラジル産は葉っぱの裏側の色」
と昔から例えられていて淡い色合いで内包物の多いエメラルドが多いです。
コロンビア産のエメラルドは「三相インクルージョン」という特別なインクルージョンが入っています。
エメラルドには、エメラルドに含まれているインクルージョンが、どんな鉱物であるのかを見れば、産地がわかる確率が高いといわれています。
特に、コロンビア産のエメラルドは、固体、液体、気体、の三相のインクルージョンの特徴をもち、その他の産地のものは、二相のインクルージョンが一般的なのです。
④エメラルドの偽物
エメラルドは偽物も多く出回っており、偽物は以下のような特徴があります。
1.傷がない
2.産地が分からない
3.原石の形が柱状ではない
1.傷がない
エメラルドは傷が多い宝石として有名で、傷のないエメラルドは基本的に出回っていません。
肉眼で見て傷が全くない美しいものは、ガラスが合成エメラルドの可能性が高いため、注意が必要です。
2.産地が分からない
エメラルドの産地はコロンビア・ブラジル・ザンビアのいずれかに当てはまります。
もしこれ以外の産地や、産地不明の表記がある場合は偽物の可能性があるため注意しましょう。
3.原石の形が柱状ではない
エメラルドは「ベリル」という鉱物で、写真のような柱状の原石をしています。
エメラルドを原石で購入する場合、このような柱状の形をしているかどうか確認しましょう。
近年では、人工のものにわざと傷をつけ天然物と偽ったものや、その逆に傷があまりないエメラルドも存在しているので、ますます本物の見分け方は難しくなってきています。素人判断は参考までに、ジュエリー春日の「宝石鑑別サービス」をお受けすることをお勧めいたします。



